モバイルルーター選びで「FS050W」と「FS040W」で迷っている方へ。実は私、両方使ってきましたが、旧モデルのFS040Wに戻ってきました。
というのも、我が家は夫婦で月200GB以上を消費する「固定回線なし世帯」。ひかり回線は引かず、モバイルルーター1台でPCやスマホをすべてまかなっています。そのうえ、夫婦ともに在宅ワークをすることがあるため、接続の安定性や再起動後の復旧速度、バッテリー持ちはとても重要。
そんな環境で、最新モデルのFS050Wを導入したものの、思わぬ落とし穴がありました。結果的に、安定して使えるFS040Wのほうを現役として使い続けているのが今の我が家です。

この記事では、そんな我が家のリアルな使用環境とともに、FS040Wを選び続けている理由と、FS050Wの注意点をお伝えします。どちらを選ぶべきか迷っている方の、ひとつの判断材料になれば幸いです。
私の自宅の通信環境
- 「楽天モバイル」を2つ契約している
- 1つ目の契約:Wi-Fiの使い放題用
- 2つ目の契約:私のスマホで使う用 (4G回線の利用は極力避ける)
- 各種ひかり等の固定回線には一切契約していない
- モバイルWi-Fiルーターは2つ所持している
- FS040W × 2台 (1台は万一の保険用として)
- FS050W × 1台
- 自宅でも外出先でもモバイルルーターを使用してWi-Fiに接続できる状況
FS040WとFS050Wの仕様



それぞれの仕様も一応載せておきますが、知っている方はスキップしてください。
① FS040Wの仕様
同時接続台数 (テザリング) | 15台 |
---|---|
連続通信 | 約20時間 |
バッテリー容量 | 約3,060mAh |
SIMタイプ | microSIM (SIMロックフリー) |
質量 | 約142g |
通信方式 | 4G:受信時最大 300Mbps / 送信時最大 50Mbps 3G:受信時最大 42.2Mbps / 送信時最大 5.76Mbps |
通信方式 | IEEE802.11a/b/g/n/ac 最大433Mbps |
サイズ (高さ/幅/厚さ) | 約76.0 × 約76.0 × 約19.6 (mm) |
色 | ブラック |
② FS050Wの仕様


同時接続台数 (テザリング) | 32台 |
---|---|
連続通信 | 5G:約9時間 4G:約11時間 |
バッテリー容量 | 約4,000mAh |
SIMタイプ | microSIM (SIMロックフリー) |
質量 | 約198g |
通信方式 | 5G:受信時最大 2.8Gbps / 送信時最大 460Mbps 4G:受信時最大 1.6Gbps / 送信時最大 200Mbps |
通信方式 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 最大1,201Mbps |
サイズ (高さ/幅/厚さ) | 約120.0 × 約74.0 × 約19.0 (mm) |
色 | ブラック |
FS050Wのここが不便だった



FS050Wを持っていながらも常用していない理由は、こちらの3つです。
FS050Wを使わない理由
- 時々リモートワーク中に楽天モバイルに接続できないときがある
- FS040Wを使用すると再び使えることがある
- 接続できないときに規則性がなく不安定なときがある
- 端末がFS040Wよりも大きくて持ち歩きにはやや大きい
- バッテリーの持ちがFS040Wよりも短い
① 時々リモートワーク中に楽天モバイルに接続できないときがある
FS050Wを使っていると、リモートワーク中に急に楽天モバイルの電波をつかまなくなることがあります。ルーターを再起動しても改善されず、接続できない原因に明確な規則性がないのがとても困るポイント。
しかし、そんなときにFS040WへSIMカードを入れ替えると、あっさり接続が回復することが何度もありました。
つまり、FS050W特有の不安定さがあるという印象です。



特に、ZoomやGoogle Meetなどのリアルタイム通信が命のリモートワーク中に接続が切れるのは、信頼性に関わります。そのため我が家では、結局FS040Wを“本番環境”として使うのが安心という結論に至りました。
② 端末がFS040Wよりも大きくて持ち歩きにはやや大きい
FS050Wは性能が上がった反面、サイズもやや大型化しています。普段は自宅に置いて使うことが多いですが、出張や外出先にも持ち出したい私にとっては、かさばるサイズ感がちょっと気になるところ。



バッグの中でスペースを取ったり、ポケットに入れるにはややゴツいサイズなので、「できるだけ荷物を減らしたい」「軽さ重視で選びたい」という人には、FS040Wのほうが使い勝手が良いと感じています。
③ バッテリーの持ちがFS040Wよりも短い
体感として、FS050Wのほうがバッテリーの減りが速いです。日中フルに使うと、夕方にはバッテリー残量が心許なくなることが多く、モバイルバッテリーが手放せない状態になっていました。



それに比べてFS040Wは、一度フル充電しておけば安心して1日持つ印象。自宅での据え置き利用ならまだしも、外出時やカフェでの作業には、FS040Wのバッテリー持ちの良さがとても助かっています。