Screaming Frog SEO Spiderをインストールしたのですが、それぞれのタブの使い方がわかりません…

はじめに
タブの見方のポイント
色々なタブがあって混乱しそうになりますが、ポイントはこの2つです。
- よく見るタブは「Internal」
- タブがたくさんあるものの、「Internal」タブにある情報を他のタブに小分けされている
言い換えれば、他のタブにある情報が「Internal」にまとまっている

まずは「Internal」を見るだけでも問題ありません。
目次
各タブでどんなことができる?使い方



それぞれのタブで、解析するサイトのどんな情報が見れるか、簡単にまとめてみました。
Screaming Frog SEO Spiderの各タブの機能まとめ
タブ | 何ができるか |
---|---|
Internal | 解析したサイトのHTML、CSS、PHP、JavaScript、画像など、すべてのページやファイルの様々な情報を確認できる 「External」「Hreflang」「Structured Data」タブを除くすべての情報が集約されているタブ |
External | 解析したサイトからどのサイトにリンクが貼られているか、外部リンクの一覧を確認できる 発リンクが切れていないかのチェックにも使える |
Security | 解析したサイトに安全でない「http://」のURLがあるか等の確認ができる |
Response Codes | 解析したサイトのページ、ファイルを含めた、ステータスコードや、検索結果にインデックス可能かどうかの一覧 ステータスコードとは「200:正常」「404:NotFound/見つからなかった」など |
URL | 解析したサイトの各URLの文字数やエンコードされたURL、Canonicalなどの一覧が確認できる |
Page Titles | 解析したサイトの全ページのtitleタグの文言について、文字数や警告などが確認できる |
Meta Description | 解析したサイトの全ページのmeta description文言について、文字数や警告などが確認できる |
Meta Keywords | 解析したサイトの全ページのmeta keywordsの文言について、文字数や警告などが確認できる |
H1 | 解析したサイトの全ページのh1の文言、文字数、問題点などの一覧を確認できる |
H2 | 解析したサイトの全ページのh2の文言、文字数、問題点などの一覧を確認できる |
Content | 解析したサイトのそれぞれのページの単語数などを確認できる |
Images | 解析したサイトの全画像のURL、ファイルタイプ、ファイルサイズの一覧を確認できる |
Canonicals | 解析したサイトの全ページのmeta canonicalに入っているURLの一覧を確認できる |
Pagination | 解析したサイトの「rel=”next”」「rel=”prev”」の中身のURL一覧を確認できる |
Directives | 解析したサイトの「meta name=”robots”」「canonical」「rel=”prev”」「rel=”next”」など、検索エンジンへの指示が見れる一覧を確認できる |
Hreflang | 解析したサイトのhreflangタグの指定と設定しているURL一覧を確認できる hreflangは、多言語サイトで検索ユーザーに対して適切な言語を表示するためのタグ |
JavaScript | 解析したサイトの各ページで、JavaScriptでコンテンツが生成される前のページ内の単語数や、JavaScriptでコンテンツが生成された後のページ内の単語数など、JavaScriptによるページコンテンツの変更についての情報を確認できる |
AMP | 解析したサイトで「rel=”amphtml”」があるページ、AMPの設定で問題があ ページの一覧を確認できる AMPは「Accelerated Mobile Pages」の略称 |
Structured Data | 解析したサイトの各ページに、「JSON-LD」、「Microdata」、「RDFa」、「Schema.org Validation」、「Google Rich Result Feature Validation」などの有無、警告やエラーのある一覧を確認できる |
Sitemaps | 解析したサイトの各ページがXMLサイトマップの一覧に含まれているかや、XMLサイトマップのファイルサイズの大きいもの、問題があるページなどを確認できる |
PageSpeed | 解析したサイトの各ページの表示速度にまつわる情報や、提案などを確認できる |
Custom Search | 解析したサイトの各ページの中で、検索語を含むページを抽出できる、 |
Custom Extraction | 解析したサイトの各ページの中で、XPath(XMLPathLanguage)というものを使って、合致したページを抽出できる |
Analytics | Screaming Frog SEO SpiderとGoogle Analyticsを連動している場合に、セッション、PV(ページビュー)、コンバージョン数などを確認できる |
Search Console | Screaming Frog SEO SpiderとGoogle Search Consoleを連動している場合に、キーワード 別のクリック数、表示回数、平均掲載順位などを確認できる |
Link Metrics | MozやAhrefsなどと連動すると、その情報を見ることができる |



特化した情報を見たいときに、適したタブを使ってページを抽出するように使い分ける、といった感じです。が、慣れないうちは「Internal」だけ使えば問題ないです。
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念のため、Screaming Frog SEO Spiderがどんなソフトで、どんなことができるか、まとめておきました。
Screaming Frog SEO Spider
イギリスの会社「Screaming Frog」が提供しているSEOツールで、解析するサイトのあらゆる情報を抽出してくれるソフトWindows、Mac、LinuxのUbuntuにインストールして使えます。
ツールで解析できるサイト情報
- サイト内のURL
- ページタイトル(titleタグ)の文言
- ページタイトル(titleタグ)の文字数
- meta descriptionの文言
- meta descriptionの文字数
- h1、h2タグの文言
- 発リンク
- 被リンク など
解析だけではなくXMLサイトマップの生成ができたり、有料版ではGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleといった外部ツールとの連携ができます。
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